• 日　時：令和5年7月21日（金）　午後7時～午後8時30分
• テーマ：対人援助職に必要な成年後見制度の基礎知識　第二弾
  　　　　～成年後見人としての実践活動から見えてきた支援のポイント～
• 講　師：橘田　勝（社会福祉士・精神保健福祉士）　神栖市社協　後見ホットライン担当
• 参加者：33名

　今回の勉強会では、成年後見制度の概要や各相談窓口、利用方法に触れながら対人援助職に必要な成年後見制度の知識を学びました。講義の内容として「成年後見制度は、判断能力の不十分な方の権利を守る為には、有効な制度です。しかしながら制度の利用につながったとしても後見人等にも出来ること、出来ないことがあります。そのため、対象者を支援する関係者は成年後見制度の利用が必要かどうか、他のサービスや制度を利用することで課題の解決ができないかなど、慎重に検討する必要があります。関わっている利用者に制度の利用が必要かどうか迷ったときには、まずは社会福祉協議会にご相談ください。一緒に支援策を考えさせていただきます」との話がありました。また成年後見制度の課題の一つとして後見人が家庭裁判所から選任されると生涯にわたって制度を利用しなければならないということがあげられますが、現在、制度がより利用しやすくなるように、制度の見直しに向けた検討がされているとの情報提供がありました。

　勉強会終了後に回収したアンケートでは、「教科書的でなく実際の支援するうえでの話が聞けて良かった」「本当に困っている人やその家族が利用しやすい制度になってほしい」、「相談窓口がある事を知れただけでも利用する側にとっても、支援者にとっても心強く感じました」など多くの感想をいただきました。

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