◆日 時：平成26年5月22日（木） 午後7時～午後9時

◆テーマ：『障害者職業センターの役割と就労支援』

◆講 師：茨城障害者職業センター 障害者職業カウンセラー 佐々木よしえ 氏

◆参加者：32名

障害者職業センターは、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営している障害者雇用促進法に定められた機関です。
センターでの職業相談では、現状の職業的能力、就職に向けた課題、セールスポイントなど、各種検査や面談を通じて、身体的側面（身体機能・基礎体力）、精神的側面（性格傾向・学力）、社会的側面（生活技能・コミュニケーション）、職業的側面（業務遂行力・態度）の4つに分けて総合的に把握し、本人と共に今後の方向性を考えています。
また、一人ひとりの特徴に即して、作業を円滑に行うための工夫、作業上のコミュニケーションスキルの向上、疲労への対処などの職業準備支援や、会社に直接出向き、事業者と障害者のそれぞれのニーズに対応した支援を行うジョブコーチ支援等を実施しています。

「仕事のこと、就職のことで迷っていたり、悩んでいたりするときは、一人で考え込まずに、まずはセンターにご相談下さい。また、障害者を雇用している、雇用を考えている事業者への支援も行っていますので、ぜひご活用ください。」と障害者や事業者にとって心強い支援機関であることを伝えて頂きました。

職場で求められるスキルとしては、(1)「健康管理のスキル」、(2)「日常生活・対人関係のスキル」、(3)「職業生活のスキル」、(4)「職業適性」が上げられます。これらは(1)を土台として、しっかり積み上げていくことが‘長く働き続けること’につながります。
自身ですべてできなくても、だれかに相談できる、SOSが言える能力は大切で、就職前から自分のできること、苦手なことについて理解できるような取り組みをしておくことが重要です、と仕事をするためのポイントを確認することができました。