平成21年9月8日（火）の勉強会は、「精神障害（統合失調症）を正しく知ろう」をテーマに、NHKより貴重なビデオをお借りし、ビデオ講習会を開きました。（参加者：31名）

精神科医の白石弘巳さんが語る「統合失調症を知る」では、統合失調症の症状・治療・再発予防についての基本的な知識を、SSTリーダーの高森信子さんが語る「回復力を高める接し方」では、家族が本人と向き合う時に知っておきたい基本的な姿勢を学ぶことができました。

『回復力を高める接し方』

「今のあなたでいいんだよ…」と家族が本人の今を認めることが回復へ向かうための基本になり、そのように言われることで本人は安心し、回復への道のりをたどれるようになります。

家族ができることとして

 (1)大切な人・宝物だよ、と伝える
 (2)生きているだけで立派なんだ、と今の存在をプラスの評価で認める
 (3)相手の気持ちをわかろうとする
（心のフィルターを取り除いたコミュニケーションを心がけることが重要）
といった3つのポイントがあるそうです。

SST（Social Skills Training）とは…
日本では社会生活技能訓練と訳され、コミュニケーションを中心とした、人とかかわりながら生活する上で必要な技能を、練習しながら身につけていくことです。