◆日 時：平成26年1月31日（金） 午後7時～午後9時

◆テーマ：弁護士に寄せられる相談と利用方法

◆講 師：法テラス茨城法律事務所 立花 朋弁護士
             法テラス牛久法律事務所 佐藤 直弁護士

◆参加者：9名

今回の勉強会は法テラスで相談を受ける案件で特に多い借金、離婚、相続、成年後見について、問題解決までの流れやその費用など、弁護士に‘聞きたくても、聞きづらいこと’を実際の事例を踏まえてわかりやすく解説して頂きました。

何らかの理由で借金を負い、その返済が困難となってしまったとき、頭を過ぎるのが‘自己破産’。でも、自己破産すると自分の財産が全て没収される、みんなにばれてしまう、仕事がしづらくなる…などの不安がつきまとい、相談することに躊躇してしまいがちです。相談ぜずに放置してしまうことで、借金がふくらみ、督促や催告に悩まされる日々が長期化し、更に悪循環に至ってしまいます。離婚や相続の問題も同じで、早期の相談がよりよい解決につながります。

法テラスでは、法律相談は無料で行っており、その状況に応じた解決の方法を一緒に考えてくれます。もし、収入が少なく裁判費用の捻出が困難であっても、その費用を分割払いにできるなど多方面から相談に応じてくれます。また、ケアマネジャーや施設相談員など、様々な相談の入り口となる相談援助職が法律的にどうなのかと、迷う内容を抱えたときなどでも、「協力機関として、ぜひ活用してください」との話を伺い、勉強会等での出会いで‘顔が見える’関係性が築けることは、相談援助職としても安心感につながることを改めて感じることができました。