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《報告》第214回地域ネットワーク勉強会を開催しました

報告214勉強会(1)◆日 時:平成27年11月19日(木) 午後7時~午後9時

◆テーマ:「精神障害者の施設入所支援~施設の機能と役割について~」

◆講 師:障害者支援施設ほびき園 生活支援員 有澤英之氏(精神保健福祉士・社会福祉士)

◆参加者:16名

今回の勉強会は、精神障害者を主に支援する“ほびき園”の利用から施設退所時のサポート体制、取り組み等について、生活支援員の有澤さんにお話をしていただきました。
障害者支援施設ほびき園では、精神障害者の方が自立し社会復帰したいとき、ご家族の事情や障害の状況などから、住む家がなかったり、すぐには一人で生活することに自信がない方がいます。このような場合に生活の場を提供し、自立した生活を送るための支援を提供しています。また、活動を通じて達成感を味わったり、自信を深めたりすることで就労支援事業所などの次のステップにつなげる役割も担っています。

対象者

精神に障害がある方で・・・

  • 自立や社会復帰を目指そうという意志のある方
  • 病気を自覚し、自主通院のできる方
  • ほびき園の活動を理解し、職員の助言、指導を受けられる方
  • ご家族が施設の訓練に対し理解をいただき、ご協力をいただける方

【利用される方の例】
★入院中で病状は安定してきて退院の許可が出たが、服薬管理や生活スキルにまだ課題が残っているので、入所しながら訓練を受けたい
★グループホームに入る前に、身の回りのことができるようになりたい
★家族と暮らしているが、今後の自立を考え、身の回りのことは自分でできるようになりたい

訓練内容

自立した日常生活が送れるように、生活能力を身につける訓練をします。掃除、洗濯、買い物、調理などの家事訓練に加えて、SST(※)、ウォーキング、スポーツ、軽作業、農耕作業などを行います。夏祭りや一泊旅行、餅つきなど様々なレクリエーションも年間通して実施しています。
※SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)とは・・・「社会生活技能訓練」などと呼ばれ、精神障害者の社会復帰に向けて、対人関係技能の改善を目指して合理的に訓練していく治療的技法のこと。

利用までの流れ

(1)施設見学 → (2)体験利用 → (3)入所決定 → (4)事前説明 → (5)正式入所

退所後の生活について

自宅に戻る方、アパートで単身生活を始める方、グループホームに入所する方など様々なケースがあります。また、ほびき園の法人内にもグループホームがあり、生活訓練からステップアップ先の就労移行支援事業所に通いながらグループホームで生活される方もいます。

 

ほびき園が行っている施設入所支援+生活訓練は、原則2年間の入所となっています。限られた期間の中で利用者に退所後の生活へのイメージを描いてもらえるかが大切であり、そのため、日々の支援を通じて利用者のエンパワメントを引き出せるような関わりが重要であると、今回の勉強会で学ぶことができました。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294

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