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《報告》第148回地域ネットワーク勉強会 第5期発達障害療育者研修フォローアップ研修会を開催しました。
第148回地域ネットワーク勉強会は、第5期発達障害療育者研修会の修了式およびフォローアップ研修会と兼ねて開催しました。
日 時:平成22年2月27日(土)午後1時30分~午後4時(参加者:112名)
テーマ:発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画~子どものほめ方・叱り方・励まし方~
講 師:阿部利彦先生(所沢市教育委員会学校教育課 健やか輝き支援室 支援委員)
今回で3回目となった阿部利彦先生講演会は、先生の暖かい雰囲気に囲まれ、参加者も肩の力を抜いて、楽しみながら聞いている様子でした。
怒られてばかりいたり、逆に過剰に褒められたりすると、子どもは失敗できない・ちゃんとしなきゃ・いつも一番でなきゃ…と失敗することがダメなことと思ってしまったり、萎縮してしまうことがあります。
褒めるときは具体的な行動を褒めてあげること、叱るときは感情的にならずに、よい方向へ導いてあげることが大切であること、分かっているようでついついやってしまうことを見直すいい機会でした。
また、配慮を必要としている子どもがどんな場面で苦労しているのか、迷っているのかを体験するチャレンジコーナーもあり、気持ちを受け止めることの大切さを感じました。
今回の講演会のように暖かさを感じ、楽しみながら学べる環境が、子どもたちが集まる場や家庭の中にあれば安心して過ごせるのでは、と肌で感じることができた、心地のよい講演会でした。
☆第5期発達障害療育者研修 修了証授与式の様子
22名の修了者の皆さん、お疲れ様でした。
アンケートのご協力ありがとうございました(回答率70%)
【参加者内訳】 【満足度】
・福祉関係・・・・・・・21.9% ・大変よかった・・・72.7%
・当事者家族・・・・・15.9% ・よかった・・・・・・・26.0%
・教育関係・・・・・・・15.9% ・回答なし・・・・・・・・1.3%
・保育関係・・・・・・・29.3%
・その他・・・・・・・・・17.0%
【内容の理解度】
・大変よかった・・・70.1%
・よかった・・・・・・・28.6%
・普通・・・・・・・・・・・・1.3%
講演会の感想(アンケートより抜粋)
- とても楽しく勉強になりました。自分が「しっかり・きちんと・ちゃんと」しなければ、とプレッシャーになり自信をなくしておりました。少しずつですが自信を持ってみんなと接していきたいと思います。【福祉関係者】
- 楽しくも心にしみ入る言葉をたくさん聞くことができて充実した時間を過ごすことができました。子どもの叱り方に悩んでいた時だったので是非聞いてみたいと思い、講演会に参加しました。叱り方をチェックし、反省しつつ、これからの子育てを楽しんでいこうと思いました。【主婦】
- 具体的な例やチャレンジコーナーなど満載でとてもよかったです。日々のヒントもたくさんあり、実践したいと思います。子どもの気持ちを無視せず、援助過多にならないように気をつけます。【当事者家族】
- ほめることは大切だと思っていましたが、子どもの気持ちになるとプレッシャーになるほめ方をしている自分がいるのでは、と反省しました。子どもの気持ちを受け止めるコツを自分のものにして子どもたちと関わっていきたいと思いました。【教育関係者】
- チャレンジコーナーや色々な体験ができて楽しかった。また、気になる子の周囲への対応も必要だということが分かりました。今後の保育に生かしたい。【保育関係者】
- 講演を聞くだけでなく、自分で体験する部分があり、子どもの立場になることができた。障がいがある子もない子にも共通する内容だったのでとてもヨカッタ。子どもの行動をよく見て関わっていきたい。ふわっと言葉をたくさん貯金できるようにことばかけに気をつけていきたい。【主婦】
- 実際に発達障害の子が見えている、感じていることを体験してみたことによって、とても分かりやすく、相手の立場になって感じること、求めることが見えてきました。日々保育者として、これでいいのか自問自答し悩みながらも、同じような毎日が流れてしまう中で、今日の講演を聞き、じっくりと自分の保育について振り返ったり、考え直すことができ、明日からの保育に実践しようと強く感じました。子どもの心に寄り添える大人でいられるよう努力しようと思いました。【保育関係者】
- 具体的で分かりやすい内容でとても良かったです。子どもとの接し方をもう一度振り返り、気持ちを新たに一人ひとりに合った支援をしていきたいと思いました。チャレンジコーナーは職員研修でも取り入れていきたいと思います。【教育関係者】
- リフレーミングを活用したり、見方を変えて相手を受け入れる心の幅を広げることは、障害のある・なしに関わらず、すべての対人関係において大切なことだと感じました。【福祉関係者】
- 実際、阿部先生が見てきたこと、体験したことを加え、スクリーン等で保育士歴が短い私でも食い入るくらい集中して参加することができました。私の真のヒーローは“子ども”…ステキな言葉ですね。ありがとうございました。【保育関係者】
- 子どもの強みや良さを見つけて支援していくことの大切さを改めて感じたので、日々の保育の中で実践していきたいと思います。ついできないことに目がいきがちなので…。【教育関係者】
- 毎回参加させて頂いてます。今現在の心境は、これまでの行動を反省し、あさってからの仕事に学んだことを生かしていこう!という強い思いです。ところが1年後、また参加したときは反省しているのが現状です。次回、参加したときには「あっ!それ実践してきた!」と思える1年間にしてみようと考えています。ありがとうございました。【保育関係者】
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