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《報告》第268回地域ネットワーク勉強会を開催しました
▶ 日 時:令和4年7月14日(木) 午後7時~8時30分
▶ テーマ:地域で支える障害者の就労支援
~ミスマッチを防ぐための支援と事業所連携~
▶ 講 師:小原 夕美子氏(障がい者就労支援センター コンパス)
二本栁 英子氏(就労支援事業所 Kichi-Kuro<きちくろ>)
▶ 参加者:46名
今回の勉強会では、地域での障害者の就労支援について、「ミスマッチを防ぐ」をキーワードに開催しました。
講師として登壇していただいたコンパスの小原さんときちくろの二本栁さんからそれぞれの事業紹介をはじめ、利用者のミスマッチを防ぐための取り組みや他の事業所との連携についてお話しいただきました。
コンパスの小原さんからは、事業所を利用していく中で工賃の安さから一般企業などへの就労を希望する方がいるがその考えを「自身で就労に意欲的になった」とプラスに捉え暖かい気持ちで送り出すようにしているとのこと。送り出した後もそれで関係を終わりにしてしまうのではなく、相談者はもとより、送り出した先の事業所の職員からの相談にも対応し「一緒に悩んで利用者のために一緒に考える姿勢が少しでもミスマッチを解消することになるのではないか」との話がありました。
きちくろの二本栁さんからは、「初めて就労支援事業所を利用される方には、複数の事業所への見学や体験を勧める」ことや「事業所それぞれに特徴があり、雰囲気もまったく違う為、そこを本人に感じて頂き、自分にあった事業所を自分で選んでもらう」ことがミスマッチの解消につながるポイントとして語られました。
最後に具体的事例として、本人のやりたいことと事業所の作業内容等の特色がかみ合わずミスマッチを起こした事例について参加者と共有させて頂きました。日ごろより連携を密にしている両事業所だからこそミスマッチの防止につながった事例ではないかと感じました。勉強会終了後に回収したアンケートの中では、「他の事業所さんと交流を持つことの大切さを学ぶことができた」、「顔の見える繋がりが大切だと思いました」、「ミスマッチを防ぐことは、利用者を第一に考えることだと思った」、「支援の中でミスマッチを防ぐという視点が抜けていたので勉強になった」など多くの感想の言葉があり、「ミスマッチを防ぐ」というキーワードに対しての反響の大きさを知ることができました。
神栖市社協としても今回の地域ネットワーク勉強会を参考に障害者の就労支援におけるミスマッチを防ぐためのネットワークの構築の一助となれるように事業に取り組んでいきたいと思います。
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