社協職員レポート

★社協職員レポート~継続は力。積み重ねてきた地域ネットワーク勉強会~

地域ネットワークニュース1号 毎月1回、福祉・保健・医療等のテーマで開催している「地域ネットワーク勉強会」。
 地域ネットワーク勉強会は、誰でも自由に参加でき、講師や参加者同士が出会い・繋がれる場としてスタートしました。途中、東日本大震災やコロナ禍により休止した時期もありましたが、これまでに296回の開催、延べ参加者は10,000人を超え、講師は186人にも上ります。 

 第1回の地域ネットワーク勉強会は平成9年11月4日で、テーマは平成12年4月から導入される「介護保険制度について」。参加者は14人でした。介護は家族がするものという考え方が根づいていた中、ホームヘルプサービスなどの介護サービスを「買う」制度になることで、介護サービスを提供する事業者は採算がとれるのか、利用者やその家族はサービスを買ってまで利用するのか、支払いの負担はできるのか、行政は介護保険を運用できるのか、など様々な意見が交わされました。

 当時の勉強会は講話スタイルの中にも、テーマをもとに参加者と話し合える部分もあり、医療・保健・福祉の各分野の専門職が、お互いの取り組みについて情報共有しながら、まさに一丸となって介護保険制度の準備のためのネットワークを作りました。
 現在の勉強会は、継続開催してきた中で、支援が届きにくい分野のニーズや福祉課題を明らかにするだけでなく、その課題を社会に発信することで理解者や協力者を増やす形にシフトしてきました。 

 毎回の勉強会後は懇親会が開かれ、場所を移して市内外から集まった参加者の方たちと親睦を深めさせてもらってきたことを懐かしく思います。そのような勉強会で講師となってくれた、医師、看護師、理学療法士や作業療法士、保健師などの有資格者のみなさんとの交流の中で、自分がソーシャルワーカーとして社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を取得することへの励みにもなりました。

 平成9年の勉強会の初期は、メールやホームページはまだ十分に普及しておらず、広報や周知の手段はFAXで「地域ネットワークニュース」を送信するのみでした。ちょうど社協に入職したばかりの私は、勉強会の発起人のひとりである診療所の先生から指名を受けて、自身の勉強も兼ねて当初から約10年間、ニュースの作成に携わらせていただきました。その経験が自身の社協での広報づくりの助けになっているところがあると思います。(右上の図が地域ネットワークニュース第1号です)

 その勉強会も、この令和7年中に300回の大台に突入します。1周年、50回、100回、200回と勉強会の節目を見てきましたが、地域ネットワーク勉強会がこれだけの回数を積み重ねられたのは、講師を引き受けてくれた多くの専門職や当事者の方と、多くの参加者のみなさんとのつながりがあったからこそだと思います。
 このレポートを書きながら、懐かしくなって勉強会発足当初のみなさんのことを思い出して、あたたかい気持ちになりました。
 これだけ長い期間続けてこれた、地域ネットワーク勉強会の起源となる初期メンバーのみなさんには、この場をお借りして感謝とお礼の気持ちを伝えたいと思います。

 次回の地域ネットワーク勉強会は297回目で、テーマは「環境変化に対するストレスマネジメント」です。
 ヘルスカウンセラーの資格を持つ宮内厚季さんから、「環境の変化」を一つのキーワードに、日常生活をはじめ、有事の際にどのようにストレスと向き合い、ストレスを感じた時にどのような行動をとればよいのかなど具体的な事例を交えてお話しいただきます。
 多くのみなさんの参加をお待ちしています。

・第297回地域ネットワーク勉強会を開催します。開催通知へリンク

< 地域福祉総合相談センター N >

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