社協職員レポート
★社協職員レポート ~平成29年度第1回災害ボランティアセンター運営者研修に参加して~
9月4日・5日の2日間、私は平成29年度第1回災害ボランティアセンター運営者研修に参加しました。
今年の運営者研修は全国3ヶ所(茨城県・福井県・岡山県)で実施され、私は地元茨城県で開催される研修会に参加させてもらいました。
近年災害が多発するなか、全国各地から多くの災害ボランティアが被災地に駆けつけ支援活動を行っています。今回の研修では災害が起きたときに社協の役割や機能を十分に発揮できるように、災害ボランティアセンターの意義やあり方について考えました。
大規模災害が発生した場合は、適切なタイミングでボランティアセンターの設置・運営やボランティアの募集が必要になります。
社協はもともと日常的に地域住民の方と接しており、さらに行政や幅広い機関・団体とも関係を構築しておりこういった理由から、多種多様なニーズにいち早く対応できる社協が災害ボランティアセンターを『被災者中心』『地元中心』『協働』の3原則で運営されます。
災害時におけるインターネット・SNS(Twitter・Facebook)・報道からの情報を元に、多くの支援者がボランティア活動をスタートさせます。情報を発信する時は、発信内容による誤解や説明不足、噂の流布などで混乱を招かないように的確に伝えなければなりません。
迅速にニーズを把握し、ボランティアや支援者には活動の状況をタイムリーで丁寧な発信を、被災者には直接訪問やチラシを使ってきちんと情報が届くように発信をしなければならないことを実感しました。
ワークの時間では過去に実際にあったボランティア問合せ内容をもとに、グループに分かれて振り分けを行いました。短時間に大量の問い合わせを振り分けること、そして聞かれていることに正確に答えることは大変難しいことでした。問合せの内容によっては、グループで仕分け項目が異なったりすることもありましたが、対応する職員によってニーズの振り分け方が異ならないように、日頃から情報の統一や職員同士のコミュニケーションを図ることを大切にしていきたいと思います。
また、多種多様なニーズに応えるためには人やもの、資金の3つがあってこそ柔軟に対応することができます。
2005年1月に支援活動を支える災害ボランティア活動支援プロジェクトが、中央共同募金会に設置されたことを今回の研修で知りました。この基金は、災害時の支援金、義援金、災害準備金にも活用されています。義援金はもちろん大切ですが、ボランティア活動をするにあたっての滞在費・交通費・機材費などに充てられる支援金も欠かせない重要なものです。
共同募金お問い合わせはこちらです
★社会福祉法人茨城県共同募金会(水戸市千波町1918 電話 029-241-1037)
茨城県共同募金会のホームページ
~研修を振り返って~
災害ボランティアセンターでボランティアを受け入れるにあたっては瓦礫の除去をするための重機や車輌機種の種類・医薬品などの知識も必要物品を把握するために必要だと感じました。また、講師の話の中に、「支援することが出来ない内容も出てくるが、できない理由を考えるのではなくどうすれば支援できるのか」を考えることが大切だとありました。それを可能にするため平常時から近隣機関との連携やネットワーク作りにも心がけて業務に取り組んでいきたいと思います。
〈神栖本所地域福祉推進センター M〉
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