社協職員レポート

★社協職員レポート ~高校時代を振り返って~

 高校生の3年間、私はJRCという部活に所属していました。JRCとは、Juniorジュニア Redレッド Crossクロスを略した名称で、青少年赤十字のことです。高校生活でのJRC活動は、日本赤十字社の取り組みやレクリエーションなどの研修への参加、高校の敷地周りの清掃活動、地域の児童館で子どもたちへのレクリエーション、社協や教育委員会主催のキャンプで小中学生をサポートするボランティア活動などに参加させてもらいました。

 30年ほど前の神栖町社協(当時)では、市民対象のボランティアによるお祭り「ふれ愛フェスティバル」や「ウォークラリー大会」、小学校高学年を対象とした「サマーキャンプ」などのイベントを、ボランティアを中心とした運営委員会方式で準備、開催していました。高校生で参加していた私は、自分の住むまちのボランティア同士が協力し合ってひとつのことを成し遂げる達成感を味わわせてもらい、その裏方でイベントを成立させている社協の仕事に自然とあこがれを持つようになりました。その後、当時のボランティア活動で知り合った人たちの後押しもあって福祉系の大学に進学することができました。

 学生の時には、ずっと応援してくれている社協職員(現在の上司)から、社会福祉士でなければできない仕事があるから、絶対に資格を取って卒業するようにとアドバイスを受け続け、残念ながら在学中の資格取得はできませんでしたが、社会福祉士の受験資格は取得して卒業しました。

 卒業後にご縁があって社協に入職することができ、職員となってからも、高校生当時に一緒に活動させてもらったボランティアのみなさんに、今でもいろいろな場面で助けてもらっており、高校生のときのつながりが今でも自分の中で大切な宝物になっています。

 

 社会福祉士資格は入職して何年も苦労して取得することができました。その間に神栖市社協では国家資格取得を応援する取り組みとして「職員自主研修助成」の仕組みができました。社会福祉士受験資格を持っていた自分は受験費用助成金を受け、この制度の後押しもあって精神保健福祉士も取得することができ、現在は資格を生かして相談支援の業務を担当させてもらっています。

(令和6年4月1日現在 正職員16名中 社会福祉士13名、精神保健福祉士13名です。※資格重複保有者含)

 

職員レポート名雪 神栖市社協では高校生の進路の一助として、平成24年度からソーシャルワーカーや介護福祉士、保育士などの現役専門職の講話と、希望する職場での実習を通じて、専門職の魅力・やりがいを感じられる高校生の進路アシストカレッジを毎年夏休みに開催しています。今年の夏休みも4人の現役専門職のご協力での講話、20カ所以上の施設や医療機関のご協力での職場体験を準備しています。福祉・保育・医療関係への進路を希望している、または関心のある高校生同士が一緒に学び合える数少ない機会です。福祉分野への進学を希望していた高校生当時の自分なら、間違いなく参加申し込みしていたと思います。
 「高校生の進路アシストカレッジ」は7月12日(金)まで参加者募集中です。この夏休みに新しい風を自分に入れてみませんか。自分を高めてくれる人との出会いがあるはずです。

 

地域福祉総合相談センターN

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