神栖市社協へ入職し、2ヶ月が過ぎました。社協には毎日たくさんの相談があります。窓口、電話、訪問など対応方法は様々ですが、先輩職員の電話対応や窓口対応などを見てみると、その対応力の高さに驚きます。相談者の「気持ち」に寄り添い、相談から困りごとを整理し、社協で対応できることならば対応し、また別の社会資源が必要であれば繋いでいます。新人の私から見れば相談対応をスムーズに行えることがすごいことだと感じましたが、対人援助の専門職集団としては当然のことです。

　私も電話対応の一部を任せてもらうようになりましたが、まだまだぎこちなさがにじみ出てしまいます。私と先輩との違いはどこにあるのでしょうか。経験の差と一言で片づけてしまうのは簡単ですが、知識量と専門性が高いからなのでは、と私は感じました。神栖市社協は福祉の総合相談窓口です。「総合」というからには福祉について深い知識が必要です。成年後見制度やこころの相談などの専門相談や、ボランティア相談といった社協で行っている事業への理解はもちろん地域の社会資源の把握をしていなくては対応できません。
　私は日々、神栖市社協の理解を深めるためにホームページで過去の実績見ていますが、その中でも令和3年度の相談実績では年間17,004件の相談を受けていることが確認できます。相談内容は多岐に渡りますが、こんなにもたくさんの相談が寄せられるのは先輩方が相談者に対し、真摯に向き合ってきた結果であり、神栖市社協が信頼されている証であるのではと私は感じました。

　私はまだまだ未熟ですが、市民から信頼されている先輩方と肩を並べ、そしていつかは背中を追い越し、自身が信頼される職員を目指して経験を積んでいこうと思います。

<本所　地域福祉総合相談センター　林>