社協職員レポート
★新人社協職員レポート ~人に寄り添う支援を目指して~
本年度半ばから、神栖市社会福祉協議会に入職しましたNと申します。いま新人職員としてこの文書を綴っておりますが、私自身は福祉系の大学を卒業後、おそらく多くの方が「福祉」と聞いて最初にイメージされるであろう老人ホームでの介護業務に長年携わっておりました。その他にも在宅生活を送る高齢者のサービス調整する介護支援専門員(ケアマネジャー)として働いていた時期などを経て現在に至ります。介護の現場で直接的な支援をすることには、もちろんやりがいを感じておりましたが、その福祉の奥深さに触れていく中で、社会福祉士の資格を生かした権利擁護支援などに携わりたいという思いが芽生え、神栖市社協の世界に飛び込みました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
現在、電話や窓口での対応も行っておりますが、まだ一人で相談対応を完遂させることは多くはありません。これから経験を重ね、相談者から信頼の置かれるような職員になれるよう誠心誠意取り組んで参りたいと思います。
多岐にわたる社協事業ですが、今回は私が現在担当している「精神障害者デイケア」を紹介させていただきます。
これは精神障害(うつ病、統合失調症、発達障害など)を抱える方が通われ、そこでレクリエーションなどを通じて交流を図るものです。デイケアは神栖本所で週に3回、波崎支所で週に1回行われています。私は本所でメンバーさんと活動を共にしています。男女幅広い年齢層の方が来所されており、参加の目的も様々です。「自宅以外の居場所を作るため」「社会参加の第一歩として」など、そのためには、ここに通い続けることが最初の目標とも言えます。デイケア活動で特徴的なのが、毎月最初の活動日に「しゃべり場」という時間をもうけ、メンバーさんと職員とで、今後の活動予定を練ることです。
これは季節行事なども踏まえながら、皆で輪になって意見を出し合います。先に挙げたように、多くのメンバーさんが利用されることで水戸の偕楽園に行きたい、バレーボールがしたいなどと具体的な要望が聞かれることもあり、そういった際には実施するにあたっての工程を確認したり、全体の意見を取りまとめるなど時間を要することもあります。一方で縫い物などの「手工芸」やカードゲームなどを行う「フリータイム」「調理」など定例になっているプログラムはスムーズに決まります。
この日も若干の時間を残していたので、私は「以前と比較して、最近やっていない事はないですか」「何かチャレンジしてみたい活動はありませんか」と質問を投げかけると、少し間があってメンバーさんから「前はパターゴルフとかボウリングにも行ったよね」「体育館で球技を思いっきりやりたい」「自分たちで作った手工芸品を販売する機会を増やしたい」などと徐々に意見が出されました。
発言した人に対して周りの人も「それ面白そう」「久しぶりにやってみたいね」などと活気ある話し合いになったのが印象的でした。出された意見に関しては、必要な準備を整え、時期を見てプログラムに反映させていきます。
デイケアは社協事業の一部ではありますが、これを皮切りに私自身、コミュニケーションを大切にし、そして関わる人々が自分らしい生活を送るための、良き「伴走者」になれるよう心がけて参りたいと思います。
( 地域福祉総合相談センター N )
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電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
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