社協職員レポート
★社協職員レポート ~地域ネットワーク勉強会 1年10ヵ月ぶりの再開~
神栖市社協がこれまで20年以上にわたって実施している自主事業「地域ネットワーク勉強会」が、令和2年7月以来1年10ヵ月ぶりに再開し、5月18日(水)に開催することが決定しました。(詳細はこちら)
地域ネットワーク勉強会の始まりは平成9年11月。当時の神栖町の保健・医療・福祉関係者が、『いい介護をしよう!いい介護を受けよう!』を目的(当時)に、普段のケースカンファレンス等とは違った立ち位置で、それぞれ職務を離れ自発的に集い、お互いの仕事の内容を発表・理解し合うことで、
「他の機関ではどんなサービスをしているのか」「こんな相談はどの機関が適切に対応してくれるのか」
をみんなで考え、共有し、みんなで神栖の福祉向上を目指すとともに、支援機関同士の横のつながり(ネットワーク)を深めていく場としてスタートしました。
平成9年11月4日に開催した第1回勉強会のテーマは「公的介護保険の導入について」で、特にホームヘルプサービスやデイサービスを提供している事業所、介護保険導入に合わせ事業開始を検討している事業所等が集まり、制度導入後の諸問題について意見交換を行いました。
その後、勉強会は毎月1回、業務終了後でも参加できる「夜7時開催」で固定し、勉強会テーマは参加メンバーの声も聞きながら「いつかは聞きたい・知ってほしいこと」を柔軟に取り上げ、テーマによっては講師を市外・県外から招くなど、発展させながら開催を継続してきました。
(第3回勉強会からは、前回の報告と次回の告知を載せた「地域ネットワークニュース」を毎月発行して参加者等へお配りしており、現在は本会ホームページにも公開しています。最新号はこちらです。)
もともと参加メンバーについて特にルールは定めず、興味、関心のある方であればどなたでも、また市外からの参加も受け入れるオープンな勉強会としていましたので、開催テーマによっては一般市民の方も多く参加してくれました。
その結果、参加者同士のネットワークが広がるだけでなく、参加者からの感想が次の勉強会のテーマにつながったり、また、あるテーマを勉強会で取り上げ、その後社協の新しい取り組みとして事業化したものも多くあり、単に「毎月勉強会を開催する」だけにとどまらない多くの効果を感じています。
勉強会は、潜在化する福祉課題を社会化していく場でもあります。現在社協が実施する「精神障害者支援事業」や「発達障害療育者研修」、「成年後見制度に関する事業」、「ひきこもり家族相談」などは、この勉強会を通じ、福祉課題の存在と、その解決に向けた社会資源創設の必要性を、社協以外の参加者と話し合う中で確信し、事業化につなげたものです。
「毎月開催」については第1回以来、東日本大震災後の平成23年3月から5月の間を除き休みなく継続してきましたが、新型コロナウイルスの影響で密を伴う活動が大きく制限されたため、令和2年3月から開催の休止を余儀なくされ、令和2年7月に1回開催できましたがその後現在まで開催休止が続いていました。
今回、前回から1年10ヵ月ぶりの開催が決まりました。地域ネットワーク勉強会の再開は、神栖市社協の活動が「アフターコロナ」へ向け本格的に再スタートすることの象徴だと感じています。今後はこれまでのように「毎月開催」も再開し、これまで以上に「今知りたい・知ってほしいこと」を発信し、これまでよりも多くの参加者とネットワークを深め、社協から、あるいは社協と参加者・組織同士のコラボレーションにより、新たな取り組みやサービスが生まれるような勉強会をつくっていきたいと思います。
まずは再開1回目、5月18日(水)の勉強会です。今回のテーマは『対人援助職に必要な成年後見制度の基礎知識~支援者が一人で抱え込まないために~』です。
未だ会場である神栖市保健・福祉会館の利用人数に制限があるため、参加定員は30名(先着・要事前予約)とさせていただいておりますが、テーマに興味のある方、また、勉強会を通じたネットワークに参加したい方、参加申込みをお待ちしています。
<福祉活動推進センター S>
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。
(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158
電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
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