社協職員レポート
★社協職員レポート ~出前の良さを実感!お茶の間サロン笑い処で成年後見制度出前講座を開催~
7月5日(金)、『お茶の間サロン笑い処』の会場となる市内日川地区にある代表の小峰さん宅に到着すると、すでに玄関口から大きな笑い声が響いていました。
『笑い処』は自宅を開放して開催している唯一のサロン(地域住民の交流の場)で、市内に15箇所あるサロンのひとつです。
月1回開催される『笑い処』では、大いに笑って楽しむことをモットーに茶話やカラオケの定番以外にも、サロンで聞ける暮らしに役立つ講座としてお医者さんによる健康講話や包括支援センター等による福祉サービス講話等これまでもバラエティーに富んだ内容を企画して魅力あるサロン活動を展開しています。
この日は、サロン活動の応援団として『笑い処』におじゃましてきたいつもの社協とは少し違った顔「成年後見制度出前講座」での訪問です。その様子をレポートします。
代表の小峰さんから出前講座の申し出があったのは、実施の1月半程前でした。
(1)社協ニュースに載っていた社協で実施している成年後見制度の講話を『笑い処』でお願いできるのかしら。
(2)『笑い処』の参加者は、ほとんどが高齢者。必要となる人ばかりではないと思うけれど、制度を知っていることで安心につながったり。
(3)自分じゃなくても知人に必要な人がいた時に相談できるところがあるよって教えてあげたりできるでしょ。
(4)元気の源は「笑い」が信条だけど、まじめでためになる内容も織り込みたいの。
神栖弁を交えた小峰さんの語り口は温かくコミカルですが、いつだって「ねらい」がしっかりしています。
そのねらい(4つのミッション)にきちんと応えるべく担当部署「福祉後見サポートセンターかみす」(以下センター)の職員2人で、センターが実施する3つの事業 (1)成年後見制度の利用支援、(2)日常生活自立支援事業、(3)法人後見受任事業についてお伝えしました。
みなさん資料を手に聞き逃すまいと真剣な表情です。聞き慣れない法律用語や手続きについては、実際の事例を交えてお話したので身近に感じてもらえたようで、お隣同士の会話が漏れ聞こえてきました。
●参加者:「なるほどね。契約して介護保険サービスを利用できるようになったけれど、認知症などでその契約の判断が難しくなった場合に成年後見人が本人に代わって契約をしたり、利用料を支払ったりしてくれるのね。たくさん財産のある人の制度だと思っていたわ。でもさあ。財産の少ない人の成年後見人になってくれる人っているの?」ライブ感のある疑問の声です。
●職員:「そうなんです。そうした成年後見人の担い手不足の課題に対応するために、市内にお住まいで資力が少なく、生活維持に福祉サービスの利用が欠かせない人で、他に適切な成年後見人が得られない人には、社協が法人として成年後見人となる法人後見受任事業も実施しているのです。」
●参加者:「あら聞こえていた?いつもの調子で話しちゃったわ。耳がいいのね。社協がやってくれるなら安心だわ。」
まさに出前ならではの双方向でつくりあげる講座が進みます。事業の他に『これからに備える』手軽な方法として紹介した「私の老後の生き方暮らし方ノート」についても、みなさん手にとって家に帰ったら記入してみようと話されていました。
講話終了後は、一緒にカレーに舌鼓をうちながら歓談です。『これからに備える』もう一つの方法「サロンの効果について」は参加者のみなさんが口々に話してくれます。職員が改めて言うまでもありませんでしたね。
『お茶の間サロン笑い処』のみなさん出前のご用命ありがとうございました。
おじゃましました。
福祉後見サポートセンターかみすでは、成年後見制度の個別相談の他に出前講座も実施しています。希望のある方はお気軽に下記までご連絡下さい。
■お問合せ先
福祉後見サポートセンターかみす(神栖市社会福祉協議会)
電話:0299-93-0294 (担当:名雪、荒井)
<神栖本所 地域福祉総合相談センター A>
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