社協職員レポート

★社協職員レポート ~神栖市社協福祉活動基金助成事業「ボランティア 協力校事業」~

 神栖市社協では、社会福祉の分野で自主・自発的に活動する市内のボランティアグループや当事者グループ、福祉活動の啓発と実践に取り組む市内の小、中、高等学校に対して福祉活動基金から活動費用の一部助成を行っています。福祉活動基金は市民のみなさまから善意銀行に寄せられた寄付金等から成り立っています。

学校1
 学校への助成としては福祉教育をより良い取り組みにしたいという学校に対しボランティア協力校事業として昭和63年にスタートしました。当初は市内全校に一律15万円を助成しておりましたが、その後、助成のあり方について見直しがされ、申請方式となった平成16年からは福祉活動基金管理運営委員会で審査が行われるようになりました。また、この助成金の原資は基金の果実(利子)を充てておりましたが、果実の減少や、平成23年の東日本大震災により財政事情が変化する中で、なんとか助成を継続しようと助成金額においても見直しを行い、1校年間5万円となっております。(令和5年度運用基準

 令和5年度は(実績はこちら)10校に対し助成金を交付させていただきました。各学校ではそれぞれの特色を活かし、児童・生徒の福祉意識を啓発する様々な活動が行なわれています!

学校4高 校 ◎学校周辺区域の環境美化、子ども教室での高校生指導員。    
    ◎青松再生プロジェクト等、地域のボランティアに積極的に参加、実践。
中学校 ◎生徒会が中心となり、地域でのボランティア活動(市主催の花植えボランティア
     や自主的、部活動単位での清掃活動等)を計画的に行うことで、ボランティア活
     動に自主的に参加する生徒が増えた。
    ◎野球部が海岸清掃を行ったり、学校周辺の路面凍結を防止するため、凍結剤をまく
     等、生徒が自主的にボランティア活動を考え実践することができた。

学校3小学校 
◎学校近くの地域の方々が整備して下さっている「夢の広場」のクリーン作戦や花植え等に職
 員、児童で参加。その後も花の観察や校外学習、学級活動等でも活用させて頂き地域の方々 
 と交流を深めることで、地域の財産を大切にしようという気持ちが養われた。
◎青少年相談員のあいさつ運動や「ふれあい集会」での地域住民との意見交換を通して、地域
 の一員であることを感じると共に、地域の人々に支えられている事に気づくことができた。
◎体育委員会の呼びかけで昼休みに「草抜き10本運動」を実施した。 
◎特色ある活動の“縦割り班活動”を通して、校内環境を整えたり、思いやりの心を育てること
 ができた。
◎日頃から学校に、草花管理をして頂いている高齢者の方々とコロナ禍の間は手紙のやり取り
 で交流を深めることができた。

 “福祉”“ボランティア”というと、高齢者の施設などで車椅子を押すことや障がいをもった方のお手伝いをするイメージが強いと思いますが、学校の行事で地域の方々と連携することなど、自分の所属するコミュニティの課題を解決する、人と人との支え合いすべてが福祉だと思います。
 顔が見えるカタチでつながり、あいさつを交わす関係が築けることは、地域の安心と安全、そして笑顔があふれるまちへと発展していく、豊かなまちづくりのスタートです。福祉の多様性に触れ、様々な入り口があることを知ってもらい、自ら行動していく心が育っていることがわかる報告を各学校から頂きとても嬉しく思いました。
 子どもたちの心にやさしさの種、努力の種、協力の種をまく…コツコツと種をまき続ける…そんなイメージでこれからも、福祉との接点をつくることで視野を広げてもらえるような活動を継続していくことの大切さを改めて感じました。ここ3年間は、新型コロナウィルス感染症の影響で、ボランティア活動、交流活動がおもうようにできなかったことからか福祉活動基金助成事業の申請も少なくなっておりました。
 今年度の福祉活動基金助成事業の受付は終了しておりますが、市内の小中学校などへお伺する「福祉教育出前講座」は受付けておりますので『取り組みたい‼』と思ったら神栖社協にお問合せ下さい。お待ちしております‼

【福祉活動推進センター B 】

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294

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