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社協職員レポート

★社協職員レポート ~県社協主催「市町村社協の“今”と“これから”を語る座談会」に参加して ~その1~

昨年12月…

2023年は、市町村社会福祉協議会(以下「市町村社協」と言う。)法制化から40周年の節目の年にあたります。これまで地域福祉の推進を進めてきた民間組織として、住民の福祉向上に向けて日々活動している市町村社協において、長きにわたり社協職員、また事務局長として活躍している4名による座談会を開催し、市町村社協の“今”を知り、地域共生社会が目指される中で地域の関係者の連携・協働の中核を担うことが期待される市町村社協の“これから”について語っていただきました。

・・・という企画にお声掛けいただき、茨城県社協広報紙(いばらきの社会福祉)に掲載していただきました。

職員レポート橘田(1)

県内の4社協から社協プロパー経験30年以上の事務局長による、懐かしい思い出話からこれからの社協の在り方についてまで、四者四様の思いを聴くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
今回のレポートはその中から、私の神栖市社協に関する発言の文字起こしオリジナル版を神栖社協活動の紹介も兼ねて3回に分けて報告させていただきます。

~その1~

1  入職時の社協の状況とこれまでを振り返って

神栖市に必要な社協は何か?を考え神栖市唯一のソーシャルワークのプロ集団に

K )神栖町社協に入職して38年目です。この間ずっと「社協は何をやるところか」を追い続けてきたような気がします。平成5年に始め
  た地域福祉活動計画策定作業と、その2年後に受託した「ふれあいのまちづくり事業」は、社協による福祉の総合相談窓口機能を学
  べる貴重な時期でした。2000年(平成12年)に介護保険がスタートしましたが、神栖市社協はその時を起点として大きく変化したと
  思います。中立な立場を常に求められる公益法人であるために、直接サービスは社会資源の整い具合を確認しながら縮小・撤退して
  いく方針を役職員で共有し計画化することができました。平成27年に障害支援計画を除く直接サービスを全て撤退し、組織も職員数
  20名とスリム化を図りました。
  神栖市社協は、社会の変化にどう順応していくか、神栖市に必要な社協のスタイルは何かを探し、出した答えが「ソーシャルワーク
  のプロ集団」になっていくことだったのです。

2  社会福祉協議会として大事にしてきたこと

「拠って立つものを持つ」

K )大事にしてきたことは「拠って立つものを持つ」ということです。社協は弱い立場に置かれた少数派の人たちの相談を受け、課題解
  決の見込める社会資源を提供できなければなりません。使いにくい社会資源があればアクションを起こして改善をお願いし、無けれ
  ば自ら開発していくといったソーシャルワーク機関としての機能発揮に欠かせないものが「資格」だと思っています。職員ひとり一
  人が社会福祉士の倫理綱領に拠って立ち、社会と関わることがそれぞれの実践の正義を見失わないことに繋がるのではないでしょう
  か。このようなことから神栖市社協は、社会福祉士を持つ職員を標準とするルールをつくりました。やりたいことや、やらなければ
  ならないことを議論するよりも「やれることを増やすために当たり前ごととして全職員が国家資格を取得する」。この方向性を明確
  化したことによって精神障害者の社会参加支援、発達障害児療育支援や引きこもり家族支援、後見センターの創設や行政窓口への職
  員派遣を展開することが叶いました。これからも、社会福祉士・精神保健福祉士としての実践を社協活動のベースにしていくことを
  追求していきます。


今回はここまでとさせて頂き、次回その2、その3を報告させていただきます。

< 神栖本所 K >

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このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294

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