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3. ★社協職員レポート ～イメージチェンジで活発に！シニアクラブ連合会活動支援～

　神栖市社会福祉協議会では、市内の高齢者や障害を抱えた方々などの生きがいづくり、福祉増進を図るため、事務協定に基づいて福祉団体であるシニアクラブ連合会、身体障害者福祉協議会、遺族会、母子寡婦福祉会への側面的（事務）支援を行っています。今回の職員レポートではその中でも私が入職1年目から担当をしている神栖市シニアクラブ連合会の概要や活動、今後の課題や取り組みをレポートします。　　　　　

シニアクラブ（老人クラブ）とは？

　60歳以上を対象に、「健康・友愛・奉仕」の3つの柱を掲げ、仲間づくり、生きがい、健康づくりを高めるための活動だけでなく、高齢者リーダーとして地域の社会奉仕活動など明るい長寿社会を目指し活動を行う会員組織です。市内の各地区ごとに58か所で設立されており、1クラブあたり20人程度で構成されています。活動（スポーツ活動、食事会、交流会など）財源は会員会費と市補助金で賄われています。神栖市では58クラブを取りまとめた連合会を組織し、様々な事業を展開しています。

代表的な活動内容（神栖市シニアクラブ連合会活動）

・スポーツ活動
　輪投げ大会、グラウンドゴルフ大会、歩け歩け大会　　　　　　　　　　　　　　　　
　※輪投げ大会、グラウンドゴルフ大会で優勝、準優勝した単位クラブは茨城県で行われるねんりんスポーツ大会に参加

・趣味・文化活動
　芸能発表並びに作品展、囲碁・将棋大会

・研修、学習活動
　日帰り研修、女性部研修会、新単位クラブ会長研修会、県主催研修会への参加

・交流会、地域推進活動
　消費生活展などの市内行事でのブース出展、学校現場での子供たちとの交流活動、高齢者を対象とした市の生きがい活動支援、
　交通安全活動　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今後の課題や取組み

　現在、神栖市シニアクラブだけでなく、どの市区町村でも深刻化する課題として「会員減少」が挙げられています。先日、県の老人クラブが主催する研修に事務局として参加させていただく機会がありました。議題でも会員減少をテーマにグループで話し合いが行われていく中で、参加者からは「私は若いから」、「やることがあるから」と加入を断れてしまうこと等が報告されていました。神栖市でも会員の加入はあるものの結果として例年、100人前後の会員減少や単位クラブ会長の担い手不足による休会や解散があり、連合会役員の皆さんも危機感を募らせています。

• 過去5年間の神栖市シニアクラブ連合会クラブ、会員数の推移（令和5年4月1日現在）

	令和元年度	令和2年度	令和3年度	令和4年度	令和5年度
クラブ数	60クラブ	60クラブ	61クラブ	59クラブ	58クラブ
会員数	2,036人	1,993人	1,872人	1,726人	1,628人

　その中で神栖市シニアクラブ連合会では今年度から58ある単位クラブで1年に会員1人を増やし、3年後に174名の会員増の目標を掲げました。また、地区ごとの単位クラブでの名称変更の検討を呼びかけ、課題解決に向けて動き始めました。そして前進に向けた一歩として多くの人に活動や取組みを知ってもらい、老人クラブのイメージを変えようと今年度から長年検討されていた会報誌「シニアクラブかみす」を10月下旬に全会員さんへ発行しました。役員の中で編集委員会を設置し、会員自らが記事を作成し、連合会の活動報告や各単位クラブの活動紹介を行っています。文芸紹介ページでは会員さんのエッセイや俳句、川柳などの投稿を募集し、会員の趣味の発表場面としても活用され、好評の声を頂いています。現在は神栖市社会福祉協議会ホームページでの公開や市内のコミュニティセンターや福祉センターなどに置いていだだけるよう準備を進めています。既に1つの地区では実際に会報誌を地区の回覧板で回し、加入に興味を持った方がいてくれたとお話をいただきました。私自身も担当としてまだまだ未熟ですが、事務局としてどのようなサポートができるのか考え、役員の方々と協力しながら活動を応援していきたいと思います。
　神栖市シニアクラブ連合会への入会や相談をご希望の方は以下の神栖市シニアクラブ連合会事務局まで気軽にお問い合わせください。


【 お問合せ先 】
神栖市社会福祉協議会（シニアクラブ連合会事務局）
  神栖市溝口1746-1 神栖市保健・福祉会館内
  電話：0299-93-0294（シニアクラブ担当）  
  ※音声ガイダンスに従い内線3番を押してください。

 

〈本所福祉活動推進センター S〉

• 2023年11月8日
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