【福祉教育出前講座】軽野小学校4年生
令和6年10月30日(水)、11月21日(木)に軽野小学校の4年生42名を対象に福祉教育出前講座を行いました。
今回は一日目に「福祉の講話」、二日目に「車いす体験」、「アイマスク体験」をクラスに分け順に実施いたしました。なお体験に際してはボランティアグループ「サタデーズ」ほか、福祉教育サポーターの方々に協力をいただき行ました。
10月30日(水)福祉の講話
「手と手をつなごう 心はひとつ」をテーマに、車いすの方や目の不自由な方が軽野小学校学区で、今より安心して暮らすためにどんな工夫が必要か、自分たちに何ができるかをグループで話し合いました。講話を通じて、相手を思いやる気持ちの大切さを伝えさせていただきました。
自分たちにできることを一人ひとり、真剣に考えました
グループごとに意見を出し合い、発表しました
11月21日(木)車いす体験
車いす体験では2人組になり交互に車いすに乗る役と介助者役とを体験しました。進み方や曲がり方などのレクチャーのあと、実際に コースを回ってもらいましたが、時に介助者の手を借りる場面も見られました。体験後には「体育マットのような小さい段差も難しかった」「自分でこぐにも、手伝う時にもコツがいるんだと思った」など、体験を通じて「助け合い」の気持ちを育んでいただけました。
車いすを座れるよう開きます。2人で協力しながら行います
段差や傾斜がある所は介助者の手を借りて乗り越えます
乗って最初は進んだり、緩やかなカーブを曲がる練習です
終了後の感想発表。「段差を越えるのは難しかったけれど、 介助の人に助けてもらえてよかった」など声があがりました
11月21日(木)アイマスク体験
アイマスク体験では、視覚に障害を抱えた方の生活についてお話しをさせていただいた後、2人組になり一方の生徒さんが目の見えない状態(アイマスクの装着)で校内を一周しました。人間のもつ五感のうち「視覚」が失われると、外界からの受け取ることができる 情報のうち80パーセントが遮断されるといいます。廊下や階段の上り下りについても、介助役の児童がしっかりとサポートの声掛けを行い、安全に校内を回ることができました。
段差や障害物の前では一時停止。手すりなどあればつかまってもらい「階段を下ります」などと声かけをします
介助者は体験者の半歩から1歩前を歩き誘導します
軽野小学校の福祉教育出前講座で、福祉の講話、車いすとアイマスク体験を行いました。普段通いなれた学校の中でも、この体験を行うことで、 これまで見えていた風景もガラッと変わってしまうといいます。児童からも「いつも使っているはずの少しの段差や坂でも、車いすに乗ったりアイマスクを着けると違う感覚になった」という意見もあり、同時に「困っている人がいたら手伝ってあげるようにしたい」という言葉も聞かれました。短い時間ではありましたが、この経験を通じて助け合いの気持ちを養っていただけたのではないでしょうか。
併せまして、ご協力いただいた福祉教育サポーターの皆さん、ありがとうございました。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会 ボランティアセンターです。
(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158
電話番号:(本所) 0299-93-1029 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
メールでのお問い合わせはこちら- 2024年12月25日
- 印刷する