【福祉教育出前講座】大野原小学校5年生
令和6年11月6日、11月20日に大野原小学校の5年生99名を対象に福祉教育出前講座を行いました。
今回は先だって「福祉の講話」を行い、2日目に「車いす体験」、「高齢者疑似体験」をそれぞれ実施いたしました。なお体験にあたってはボランティアグループ「サタデーズ」ほか、福祉教育サポーターの方のご協力をいただきました。
11月6日(水)福祉の講話
初日にあたるこの日は「福祉」の言葉の持つ意味について、みなさんに考えてもらいました。福祉とは決して、特定の人にのみ必要とされるものでなく、身近なところ、また何気なく行っている行為も福祉なのだという事をお伝えさせていただきました。グループワークでは、枠にとらわれないユニークな回答も聞かれ、児童の福祉に対する発想に驚かされました。
「どうやったら課題を抱えた方が病院まで行くことができるか」個人とグループのメンバーとでそれぞれ意見を交わしました
各グループから様々な意見が発表されました
11月20日(水)高齢者疑似体験
高齢者疑似体験では、2つのグループに分かれ、手足の動きを制限するキットを装着して、校内一周と手先や目の見にくさを体験する体験コーナーを交互に実施しました。児童からは「思っていた以上に体の自由がきかなかった。少し前も見えなくてびっくりした」という意見が出た一方で「これからは困っている人がいたら助けてあげようと思った」という頼もしい意見も聞かれました。
段差では特に注意が必要。必ず手すりを使用し下りてもらいます
キットで目の見にくさ、手の感覚の鈍さを感じてもらいました
11月20日 車いす体験
体育館内に曲がり角や段差などの障害物を設置し、実際にそのルートを車いすに乗って移動しました。中には自分でこいで通過するのが難しい場所もあり、ところどころパートナーに手伝ってもらうコースもありました。この体験を通して、車いすの得意なところ、苦手なところについて知っていただくことができました。
曲がり角に見立てたコース。ぶつからないようにゆっくり通過します
段差がある所では介助者がチッピングバー(介助児童が足を かけている部分)を踏み、車いすを倒しながら持ち上げます
大野原小学校の福祉教育出前講座では、講話ほか2つの体験講座を行い、他人を思いやりやることの大切さについて学習をしました。体験講座では自ら高齢者になった気持ちでそれぞれ体験に臨みました。体験の中には、上手くいったところ、そうでないところ、それぞれあったようですが、今後、身近なところから「気づく人」「気にかけてあげられる人」になっていただけたらと思います。
併せまして、ご協力いただいた福祉教育サポーターの皆さん、ありがとうございました。
問い合わせ先
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