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【福祉教育出前講座】須田小学校5年生

 令和6年10月23日(水)、11月12日(火)に須田小学校5年生(31名)を対象に福祉教育出前講座を行いました。
今回実施したプログラムは車いす体験、高齢者疑似体験、当事者交流です。また、社協登録ボランティアグループ「ほほえみ」の皆さん、個人ボランティアの皆さんに体験中の見守りとして、身体に障害を抱える当事者の方に当事者交流でご協力いただきました。

10月23日(水)高齢者疑似体験・車いす体験

 高齢者疑似体験では、白内障を体験できるゴーグルや関節の動きを制限するサポーター、重りを装着して校内を歩いたり、辞書を引いたりしました。子どもたちからは「白内障を体験できるゴーグルをつけることで見え方が違ったので、いつもより慎重に廊下を歩いた。」、「困っている人を見かけたときにお手伝いすることはありますかと声をかけたい」との感想があり、人それぞれ、体の変化や感覚の違い、思いやりの気持ちを持って接することの大切さに気づくことができました。

R6須田小疑似体験(1)

普段歩き慣れた廊下も慎重になります

R6須田小疑似体験(2)

手すりをつかんだり、声かけしてもらったりすると安心して階段を降りることができます

R6須田小疑似体験(4)

白内障体験ゴーグルをかけ文字の見え方の違いを体験

R6須田小疑似体験(3)

高齢者の感覚に近づけるため手袋をして豆移しをしました   

 車いす体験は、「近所やお店でときどき見かけるけど、初めて触った」子ども達もいましたが、介助者の手を借りながら段差や曲がり角などのコースを回りました。「普段の生活では気づかなかった小さな障害が車いすの方にとっては大変になっているんだ」という普段の生活との違いにも気づくことができました。

R6須田小車いす(1)

コース体験前、社協職員から操作についてレクチャーを受けます

R6須田小車いす(2)

自分でこいでみて、進んだり方向転換にもチャレンジ

R6須田小車いす(4)

段差では介助者に助けてもらって上がりました

R6須田小車いす(3)

坂の上り下りを越えて、曲がり角へ進んでいきます

11月12日(火)当事者交流

 当事者交流では、身体に障がいを抱える方たちと(以下、「ボランティア」)と、ボッチャを通じて交流しました。子どもたちは各班に分かれて、ボランティアの皆さんと一緒に試合をしました。子どもたちから「とても楽しかった」「また対戦したい」等の感想があり、非常に有意義な体験となりました。その後、ボランティアの皆さんから、普段の生活についてお話を伺いました。子どもたちから「車の運転はどのように行っているのか」、「重い物はどう持ち上げているのか」などの質問が挙がり、障がいのある方々が普段どのように暮らしているかを知り、ちょっとした配慮や工夫があれば、地域の中で私たちと同じように生活を送れることに気づきました。

須田小学校ボッチャ体験(1)

ボランティアの方々からルール説明をしていただきました

      

須田小学校ボッチャ体験(2)

赤・青チームが順番に投げていきます

須田小学校ボッチャ体験(3)

 距離を測定し、得点を判定します

 

須田小学校ボッチャ体験(4)

和やかな雰囲気の中、お話いただきました 

 様々な体験を行い、感じたことも人それぞれ違うと思います。この体験を通じて、「これから自分たちにできることは何だろう」と考え、思いやりの気持ちを大切にして過ごしていただけると嬉しいです。
 それぞれの体験にご協力してくださったボランティアグループ「ほほえみ」、個人ボランティアの皆さん、ありがとうございました。

問い合わせ先

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(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

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