令和4年度の事業報告及び収支決算は、本年5月29日に監事による監査を経た後、6月7日（水）に開催した令和5年度第1回理事会及び6月26日（月）に開催した令和5年度第1回評議員会（定時評議員会）で、全ての項目について承認がされました。

  令和4年度は、新型コロナウイルス感染症が収束しない中でのスタートとなり、各種事業への影響は令和2年度、3年度に引き続き大きなものとなりましたが、相談窓口は感染症対策を充分に行ったうえで開設し、市民からの相談に応え続けました。

  令和4年度中の相談件数は延べ10,350件で、前年度(17,004件)からは減少しましたが、「緊急生活支援」「生活福祉資金」「生活困窮者自立支援」に関連した相談が全体の47.7％を占め、コロナの影響による市民の生活課題の深刻化は依然として多い状況となりました。本会ではコロナ関連対応を第一とした職員配置を継続しつつ、市からの新規受託事業「家計改善支援事業」「就労準備支援事業」への取り組みと、福祉後見サポートセンターかみすにおいては、認知症高齢者や精神障害者・知的障害者の市民的権利と財産を最終場面まで支える、法人後見を含めた総合的な権利擁護活動を、1年を通して続けてまいりました。

  なお年度の中盤からは、感染拡大状況をみながら、令和4年度に計画していた対面・参集型の事業（地域ネットワーク勉強会や福祉教育出前講座、福祉感謝会等）を徐々に再開しており、後期の事業についてはほぼ計画通り実施することができました。特に、今年度より新たにスタートした「もったいないを橋渡しプロジェクト」は、本会の呼びかけに市民や企業から多数の食品類が預託され、プロジェクト登録施設・団体への橋渡しが定期的に実施できるまでになりました。今後も本プロジェクトの継続と併せ、市民との協働による地域生活支援のしくみづくりに注力してまいります。

　令和4年度の各事業の実施結果、令和4年度決算の内容も含め詳細は「令和4年度事業報告書及び収支決算書」をご覧ください。

令和4年度事業報告書 [PDF形式／1.09MB]

令和4年度事業報告書（概況） [PDF形式／246.39KB]

令和4年度収支決算書 [PDF形式／700.41KB]

令和4年度収支決算書附属明細書 [PDF形式／554.25KB]