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《報告》第270回地域ネットワーク勉強会を開催しました

  • 日 時:令和4年12月14日(水) 午後7時~午後8時30分
  • テーマ:安全・安心を提供する日常生活自立支援事業の関わり
  •     ~日常的な金銭管理の支援とその内容~
  • 講 師:神栖市社会福祉協議会
        三浦 秀作(社会福祉士・精神保健福祉士) 飯田 聡(社会福祉士・精神保健福祉士)
        大竹 京子(日常生活自立支援事業生活支援員)
  • 参加者:27名

 今回の勉強会では、「安全・安心を提供する日常生活自立支援事業の関わり」をテーマに開催しました。専門員である飯田からは日常生活自立支援事業の概要や主なサービス内容、専門員と生活支援員の役割について説明させていただきました。本事業は(1)利用者自身が行うことを支援する姿勢、(2)金銭管理の支援を通して生活基盤の安定に寄与している、(3)自己決定の尊重と各種社会資源と連携した支援を特徴としている為、初期相談から事業の開始までの援助プロセスの中では必ず本人に「意思」を確認しながら関わっていくことを伝えさせていただきました。また同じく専門員の三浦からは日常生活自立支援事業と成年後見制度の繋がりについて、制度上の違いはあるもののどちらも判断能力の低下した方の権利を守る制度であり、必ずしも判断能力の程度で支援対象者が明確に区別されているわけではなく、両制度が重なり合って判断能力の低下した方を支援する仕組みとなっていることを伝えさせていただきました。
 大竹支援員からは、生活支援員として活動することになったきっかけとして、自身がヘルパーとして関わっていた一人の高齢者の自宅に本事業の生活支援員が関わり、信頼関係を構築していく姿を見て、様々なことを学ばせてもらったことがきっかけとなっていることなどを具体的事例を用いながらお話しさせていただきました。また今後の目標として「利用者とのコミュニケーションを図れる時間は短く、コロナ禍でさらに減少しています。その短い時間の中で利用者の大切なお金を預かり活動していくために信頼を積み重ねていきたい」と実際に利用者と関わる生活支援員の声をお届けできたことで、事業の具体的なイメージを深めることができたかと思います。

 日常生活自立支援事業は、高齢者や障害者の生活をサポートする大切なサービスの一つでありますが、まだまだ知名度が低く、支援が必要な方が事業と繋がってないことが課題となっているように感じています。神栖社協としては、今後も関係機関の皆さまと個別の事例を通して連携し、事業の広報・啓発を行っていくことを伝えさせていただきました。

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勉強会当日の様子

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飯田専門員

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三浦専門員(写真左)と大竹支援員(同右)

 

 

 

日常生活自立支援事業・成年後見制度についてはこちら→福祉後見サポートセンターかみす

※終了後の参加者アンケート(勉強会の感想)はこちら→第270回地域ネットワーク勉強会感想(抜粋) [PDF形式/83.45KB]

 

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