《報告》第269回地域ネットワーク勉強会を開催しました
- 日 時:令和4年11月25日(金) 午後7時~午後8時30分
- テーマ:地域で支える障害者の就労支援 第二弾
~ミスマッチを防ぐための取り組み~ - 講 師:株式会社グッドライフ 髙根 由起子氏(常務)・大和田 好美氏(社会福祉士)
社会福祉法人しあわせ会ハミングハウス 城之内 靖史氏(社会福祉士) - 参加者:60名
今回の勉強会では、地域で支える障害者の就労支援企画第二弾として「ミスマッチを防ぐ取り組み」をテーマに開催しました。
講師として登壇していただいたハミングハウスの城之内さん、グッドライフの髙根さん、大和田さんからそれぞれの事業所の特徴をはじめ、利用者のミスマッチを防ぐために取り組みについてお話しいただきました。
ハミングハウスでは「出来ないではなく出来るようにするにはどうすれば」を目標に、利用者の特性や興味にマッチした仕事を見つけるためにまずは就労内容である農耕班・クッキー班・縫製班を1ヶ月ごとに経験していただいています。職員は利用者が作業を進めやすくするために、それぞれの工程を細分化する、視覚的に手順をわかりやすくするなど工夫し、利用者が自信を持って取り組める環境づくりに力を入れています。利用者個々が不安なく作業ができるようになると充実感や達成感も得られやすくなり、意欲的に作業に取り組んでくれるようになりますと伝えられ、利用者目線で創意工夫することで安定した事業所利用につながることを感じることができました。
次にグッドライフの髙根さんから、グッドライフで安定していた利用者が別の事業所に本人・家族の希望により変更されたことで、環境の変化や作業内容にマッチせず、精神的不安定に陥ったケースの報告がありました。利用者を取り合うのではなく、利用者の特性に合った事業所の選択ができるようになること、そのために事業所間で情報を共有し、横のつながりを深めることが大切だと思いますと、実例を通じて伝えてくださいました。また大和田さんからは、事業所内で行っているSST(ソーシャルスキルトレーニング)の一環で「職業準備性ピラミッド」を活用してステップごとの課題を視覚的に把握することで利用者のやる気につなげている取り組みについて発表がありました。
今回の勉強会をきっかけとして地域にある事業所がミスマッチについて考えることができ、地域で障害者を支えるという意識が芽生えるようになれば幸いと思います。
最後に勉強会終了後に回収したアンケートでは、「ミスマッチという言葉を初めて知りました。ミスマッチを防ぐということは、障害の分野だけでなく、様々な分野に必要なことだと感じた」、「日々の業務に追われ、他事業所のことを知る機会がなかったので、とても勉強になった」などの感想をいただきました。
令和5年1月の勉強会では、障害者の就労支援企画の第三弾も予定しています。詳細は、本ホームページまたはかみす社協ニュースでご案内しますので是非ご参加ください。
勉強会当日の様子
ハミングハウスの城之内さん
グッドライフの髙根さん、大和田さん
株式会社グッドライフについてのお問い合せはこちら→ホームページ
社会福祉法人しあわせ会ハミングハウスについてのお問い合せはこちら→ホームページ
※終了後の参加者アンケート(勉強会の感想)はこちら→第269回地域ネットワーク勉強会感想(抜粋) [PDF形式/172KB]
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このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。
(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158
電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
メールでのお問い合わせはこちら- 2023年1月31日
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