★社協新人レポート ~改めてボランティアを考える~
新人職員の出口です。新人職員レポート第三弾をお届けします。
私は普段ボランティアセンターで勤務しています。ある日、一人の男性が窓口に訪れ「何か人の役に立てるボランティアをしてみたい」というご相談がありました。詳しく話を聞いているうちに、その方は以前から自宅周辺の清掃活動は行っていたということが分かりました。毎日ではないけれども、ゴミの日はご自宅の周辺も掃除してくれていたようです。
そもそも「ボランティア」とは何でしょうか。言葉自体認知はされているものの、改めて聞かれると考えてしまいます。もともとは「Volunteer」の語源はラテン語で「voluntas」ウォランタスと読みます。「voluntas」は「volo(ウォロ)」に由来し、これは「自ら進んで~する」といった自発性のある意味になります。ボランティアは「奉仕活動」と捉えられる場合もあり、子どもたちにやらせたり、全員で参加したりなどの義務や強制が伴っているものも少なくありません。しかし、語源から辿ると「自主性・主体性」を重要視する必要があります。始める理由は様々です。分野は福祉にとどまらず、教育、スポーツ、文化、環境など多岐にわたります。興味のあること、得意なこと、誰かの力になりたいこと…そこから始める自発的な活動の応援にボランティアセンターが存在します。「こんなことが得意だけど、活かせる場所はないか」「ボランティアに興味はあるけれど、一人ではハードルが高い」「ボランティアを通していろんな人と関わりたい」そのような相談に一緒に悩み、その人に合った紹介や調整ができる場所でありたいです。
冒頭の男性の方の話に戻りますが、自主的に掃除をしていると聞いた時に思わず「ご自宅の周りまで掃除されて大変ではないですか」と聞いてしまいました。「ゴミの日くらいしかやらないよ。ついでだから。」しかし、ついでだから、と言ってできる人はそんなに多くないのでは。人から称賛されることもなく、利益を求めることもなく自発的な活動されていた方がいると知り、大変うれしく思いました。もちろん、ボランティアセンターの役割には広報もありますので、活動内容を紹介したり、内容によっては継続した活動の功績がたたえられ表彰されることもあります。これも大変名誉なことです。しかし、目の届かないところでも自発的にボランティアを行っている人がいることを皆さまにも知ってほしいと思い書かせていただきました。相談をしてくだった男性にも様々なボランティアを紹介し、今後のイベントにも声をかけさせていただくことになりました。
自分自身の活動しようとする気持ちがボランティアの第一歩です。私もまだまだ半人前ですが、皆さまの声を聞きながら活動の応援や促進を図っていきたいと思います。今年度は、コロナの影響で中止した企画や講座を再開しようと考えております。ぜひ皆さまの関心事や興味のあることをお聞かせください。一緒に市民協働で支え合う地域づくりを醸成していきたいと思います。活動に関することなど遠慮なくお問い合わせください。ボランティアセンターでお待ちしております。ついでに、寄ってみてください。
社会福祉協議会 神栖本所ボランティアセンター
TEL:0299-93-1029
E-mail:info@kamisushakyo.jp
<本所 地域福祉総合相談センター 出口>
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会 ボランティアセンターです。
(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158
電話番号:(本所) 0299-93-1029 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
メールでのお問い合わせはこちら- 2022年5月24日
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