社協職員レポート
★社協職員レポート ~コロナ禍における “つながり活動” 住民参加型有償福祉サービス「うぃるかみす」~
『うぃるかみす』は、「自分たちの住むまちを 自分たちの手で住み続けられるようにしたい!」という住民の思いを形にした住民自身による地域福祉活動です。
サービスを利用する人も提供する人も同じ地域に住む住民同士。“みんなで互いに助け合っていこう”という趣旨で、福祉制度を利用するまでではない、制度の挟間の方々への日常生活支援として、神栖市社会福祉協議会が平成9年から行っている事業です。現在、協力会員14名、利用会員34名です。(令和3年度実績。うぃるかみすの実績は7ページに掲載しています。)
コロナ禍においても、体調管理や感染症対策を万全にして、依頼者側のおもいに寄り添いながら、できる範囲で活動しています。
※コロナ以前の写真を使用しています。
依頼内容は、話し相手、通院介助、薬取り、庭の手入れはもちろん、お墓参りの付き添い等、公的サービスではカバーしきれない利用ニーズに応えます。利用会員は主に高齢者です。依頼内容の確認の為、自宅に訪問し話を伺うと、
「元気なときは、窓をいつもピカピカにしていたが、今は、高い所や外は無理。汚れた窓を見るたび自分をみているようで悲しい。」
「タクシーに乗れば病院まで行く事はできるが、総合病院だと受付や会計が機械だし一人では心細い。」
「庭木の枝が一本伸びてしまい隣の家に迷惑がかかると思うが、シルバーや業者に頼む程ではない。どうしたら良いのか考え眠れなかった。」
「家の周りを汚くして近所の人に“年寄りの一人暮らしだからできない”って思われたくない。」
など、利用会員は少しのお手伝いで出来る限り住み慣れたわが家で元気な頃と変わらない生活をしたい…と願っています。
協力会員は、うぃるかみすがスタートした頃からのメンバーが多く、ずっと変わらぬ笑顔で”自分ができる事で喜んでもらえれば”と活動に協力をして下さっています。
私たち社協職員は、地域住民の助け合い活動をスムーズに行えるように橋渡しをしていきますが、「利用会員の“できないこと、困っているところ”にサービスを貼り付けるのではなく、利用会員と協力会員のお互いの“おもい”を繋げる事がとても大切な仕事だと思っています。
「元気な人が来てくれると自分も元気な気持ちになれる」
「この日には、協力会員の○○さんが来てくれる…と思えば頑張れる。」
という利用会員の声から、コロナ禍だからこそ地域の助け合いが有難い‼と再確認する機会にもなりました。
令和4年度がスタートしましたが、コロナ蔓延がなかなかおさまらず、感染予防を考えると思うような活動が進めないことも多くあります。感染対策を維持しつつ、地域の皆様と一緒に“つながり活動”を進めていければと思います。 〈福祉活動推進センターB〉
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。
(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158
電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
メールでのお問い合わせはこちら