日 時：平成21年12月2日（水）19時～21時（参加者：52名）

テーマ:「事例から学ぶ発達障害児への支援」

講 師: 茨城県発達障害者支援センター 高松秀彦氏

子どものそれぞれの発達の違いを理解するためには、発達の早い・遅い、得意・不得意を子どもの実態から読み取ること。そして、「できないことをできるようにする」のではなく「どうすればできるのか」という視点から、配慮や支援を考える必要があります。

今日の社会全般の構造や環境は、定型発達（発達になんら問題のない）の方を基準とされているため、得意・不得意のアンバランスさが強い人（非定型発達）には、分かりにくく、生活のしづらい状況があらゆる生活場面に存在しています。それがストレスとなったり、不適応とされる行動に結びついていることが少なくありません。

本人にとって、分かりやすい、生活しやすい状況・環境に近づけていくことこそ、支援であり、本当の意味での『バリアフリー化』であると、多くの事例から感じることができた研修会でした。

次回5日目（最終日）は12月9日（水）19時～21時

テーマ：「保育場面における支援とその実際(2)－環境の工夫と問題行動の対処を中心に－」
講 師：葛飾こどもの園幼稚園 長谷川靖子氏
保育場面での具体的な支援方法として、子どもが毎日を心地よく過ごすための配慮の仕方と問題行動への対応を中心に講義頂きます。