日 時：平成22年7月26日（月）午後7時～午後9時 （参加者：16名）

テーマ：発達障害児支援における臨床心理士の役割

講 師：茨城県発達障害者支援センター 佐藤和子氏（臨床心理士）

発達障害児の相談は家族から寄せられることが多く、発達の相談や具体的な療育に関する相談、診断や家庭生活、進路に至るまで内容は多岐に渡ります。相談内容について、誰が困っているのか、どうすればよいのかを一緒に考え、内容を整理することが、課題解決の第一歩となります。

また、家族や本人の困っているところ、支援が必要なところを紐解く手段として発達検査がありますが、検査は障害か否かを調べるために実施するのではなく、本人の特性を理解し、関わりの工夫を見つけるための手段です。検査からわかることにも限りがあり、本人の実際的な行動特徴と検査結果を照らし合わせながらスモールステップで本人のできることから支援することが重要になります、と臨床心理士の役割に合わせて、支援する際に心得ておくべきことを伝えて下さいました。