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3. ★社協職員レポート ～未来の自分をイメージして～

 「誰かの役に立ちたい・・」という漠然とした想いで私は社会福祉士を志しました。社会福祉士を目指して勉強をしていたころ、私は大学生でした。当時は社会福祉士に合格したい一心で試験勉強に励み、具体的にどのような仕事をしたいのか想像はできていなかったと思います。ましてや私がこうして社会福祉協議会で仕事をするということは想像もしていませんでした。

 ソーシャルワーカーは相談者の気持ちや状況を想像する技術が必要となります。そのためには、普段から自分自身の5年後、10年後のイメージを持つことはもちろん、1日・1週間・1か月後の自分を想像して仕事をしていかなければなりません。日々の業務に追われ、未来のイメージが持てなくなったときには、神栖市社協のホームページを見て、先輩方が紡いできた神栖市社協の歴史を感じています。その中でも平成24年3月に策定された「神栖市社会福祉協議会職員行動原則」（以下、行動原則）では神栖市社協の職員として活動方針が示されていて、この行動原則を見返すことで、私のイメージが神栖市社協の方針とずれていないかを確認することができます。行動原則の中にもある【地域福祉の基盤づくり】として、相談者の声に耳を傾け、『想像』から何もないところに新しい資源を『創造』し【わたしたちでつくるやさしいまち】を目指していきたいと思います。

『想像』から『創造』への具体例の1つとして、神栖市社協では、精神保健デイケアを平成16年からスタートしています。この事業は、当時の市内に精神障害者に対する支援が不足していたという状況に対しての支援策を自主事業として先輩方が創造した社会資源です。現在は、神栖市の一部受託事業となり、精神障害を抱える方の『集える場所』として開催しています。新型コロナウイルスの影響で活動の一部を変更していますが、「出かけるきっかけがほしい」、「同じ悩みを持つ人の話を聞きたい」など精神保健デイケアに興味のある方は、ぜひ、ご相談ください。

 最後に私は今、精神分野での知識や技術を深める為、来る2月5日の精神保健福祉士国家試験に向けて勉強をしています。合格発表で喜んでいる自分の姿、精神保健福祉士になってより専門的な相談対応ができる自分の姿を想像しながら試験までの一週間をラストスパートで頑張りたいと思います。

<本所　地域福祉総合相談センター　K>

• 2022年2月3日
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