《報告》第188回地域ネットワーク勉強会を開催しました
◆日 時:平成25年9月18日(水) 午後7時~午後9時
◆テーマ:「子どもの精神疾患について~子どもの精神発達を理解しよう~ 」
◆講 師:公益財団法人 鹿島病院 精神科医 佐藤奈美 氏
◆参加者:73名
今回の勉強会講師は鹿島病院精神科医の佐藤奈美先生。子どもにとって大切なもの、子どもの心の発達を助けるものについて、子どもの心の代弁者として、子どもたちが大人に知って欲しいと思っていることをお話いただきました。
子どもと大人の違いは、心も身体も成長・発達の途中であり、ストレスを感じても大人のように認識することができないし、適切に訴えることができません。また、自信がなくて不安の強い子どもが増えている状況であり、家や社会(学校)に居場所があることが大切です。※居場所とは「安心して過ごせる人と場所の両方のこと」
子どもを育てるためには、知識と全人的理解と大人の自己管理が必要です。ひとりの子どもにより多くの大人が関わり、気づいたら放置しない、抱え込まないこと、発達を促せる大人が必要であることを参加者に伝えていただきました。
アンケート集計結果(回収率86%)
【参加者内訳】(複数回答可) 【満足度】
・社協関係・・・・・・3 ・大変良かった・・・・・・・・69%
・福祉関係・・・・・10 ・良かった・・・・・・・・・・・・24%
・当事者家族・・・7 ・普通・・・・・・・・・・・・・・・・・0%
・教育関係・・・・・10 ・あまり良くなかった・・・0%
・保育関係・・・・・・6 ・未回答・・・・・・・・・・・・・・・6%
・医療関係・・・・・18
・行政関係・・・・・・8
・その他・・・・・・・・3
・未回答・・・・・・・・1
研修会の感想(アンケートより抜粋)
- 子どもに対する暖かい眼差しや支援のご姿勢など大変参考になりました。日々の自分の仕事に手抜き?慣れ?が生じている、生じていたのではとハッとさせられました。子どもは好きですか?とご質問頂いた時に、自分の子ども達の顔が浮かび、胸にグッときました。そのまんまの子ども達を見ていたな、自分勝手な評価の目で見てしまっていたのではと反省させられました。ありがとうございました。【教育関係者】
- 佐藤先生の言われるように「あきらめない」「続ける」事の大切さを再認識させて頂きました。とても充実した時間をありがとうございました。【当事者家族】
- 子どもの精神疾患について社会生活の中での子どもからのサインや子どもへの関わり方を改めて学ぶことができ、とても良かった。また子どもにとっての親の存在の大きさを実感し、子どもの発達面を見る時には親と子を一緒に考え、対応していくことが大切であると痛感した。子どもの状態をみるときに、一方向からではなく、様々な面から見ていくことが重要であると感じた。【行政関係者】
- 現在気になる子に対し、味方になり少しでも心が和らげるよう関わっていきたいと思いました。そして我が子にも目を向け困っている事に気づき助けられるようつとめたい。【保育関係者】
問い合わせ先
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メールでのお問い合わせはこちら- 2013年10月1日
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