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《報告》第197回地域ネットワーク勉強会を開催しました
◆日 時:平成26年6月24日(火) 午前10時~正午
◆テーマ:『ひきこもりってなんだろう?~概要と現状~』
◆講 師:茨城県精神保健福祉センター 相談援助課 主任 川﨑智佳氏(心理判定員)
◆参加者:17名
茨城県精神保健福祉センターでは「ひきこもり相談支援センター」を開設しています。センターでは、茨城県にお住まいのひきこもり本人とそのご家族からの相談に応じ、適切な機関へ繋ぐなど「地域の第一次相談窓口」としての機能を担うとともに、関係機関からなる連絡会の開催による連携強化、ひきこもりに関する普及啓発等の情報発信を行っています。
今回の勉強会では、県精神保健福祉センター相談援助課の川﨑さんをお招きし、ひきこもりの概要や現状、センターの取り組みなどをわかりやすく説明していただきました。
平成22年の内閣府調査によると、「普段は家にいるが自分の趣味に関する用事のときだけ外出する」「普段は家にいるが近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが家からは出ない」「自室からはほとんど出ない」というひきこもりの状況にある人が69万6千人もいるそうです。この数値を茨城県に換算すると、約1万6千人になります。
ひきこもりは、表に出づらい問題なので周囲から認識されにくく、問題としては深刻であるにもかかわらず、緊急的に命に関わる問題ではないため、先延ばしにされてしまうという現状があります。その結果、支援の手が伸ばしにくくなり、どうにもならなくなった時にようやく支援が始まるという形になってしまいます。
ひきこもっている本人は、恐れ、不安、緊張、焦りなどを感じており、ひきこもったことに対し「叱責されるのではないか」「罰を受けるのではないか」「馬鹿にされるのではないか」 という心境になっているため、まずは不安の軽減をしながらも、最終的な目標に向かってゆるやかに進むことが必要となります。
また、つい忘れがちになってしまいますが支援する家族の方ご自身のケアも大切にしてほしいと参加者に伝えていただきました。
*次回の勉強会【7月29日(火)】もひきこもりをテーマに開催します。ひきこもりについて関心のある方は、ぜひご参加下さい!
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