《報告》第218回地域ネットワーク勉強会 発達障害療育者研修フォローアップ研修会を開催しました
◆日 時:平成28年3月5日(土)
午前10時~正午(第218回地域ネットワーク勉強会):参加者101名
午後1時~午後3時(保育園・幼稚園等支援者向け講座):参加者22名
◆テーマ:見方を変えればうまくいく!~「発達が気になる子」支援の鍵はリフレーミング~
◆講 師:阿部利彦 氏(星槎大学 共生科学部 准教授)
今回の勉強会は、星槎大学 阿部利彦准教授を講師に迎え、午前は公開講座(第218回地域ネットワーク勉強会と合同開催)、午後は保育園・幼稚園等の支援者向け講座として、「発達が気になる子」の支援や子育てを、いつもと違う見方でとらえ直す‘リフレーミング’について詳しく説明頂きました。
※当日は(株)大衆日報社さんの取材が入りました。
記事についてはこちらをご覧下さい。 → 日刊大衆日報(平成28年3月23日号〈抜粋〉) [PDF形式/269.09KB]
午前の部
公開講座(第218回地域ネットワーク勉強会と合同開催)とした午前の部は、保育園・幼稚園・小学校の先生や保護者等、101名の参加がありました。
子どもが「やりたくない」「いやだ」「ぼくばっかり!」と拒否したり、反抗したりするのはなぜでしょう?
この子どもの表出を、‘わがまま’‘拒否ばかり’などと一方的な視点だけで捉えず、見方を変えて=リフレーミングして考えてみると、「反発してまで支援者と距離を取ろうとしている」「自分が思うように出来ない(やり方が分からない)からやる気がおきない」「どうせ、僕の気持ちなんか分かってくれない」といった、子どもの思いが見えてきます。リフレーミングをすることで、子どもの本当の気持ちに気づくきっかけになり、 子どもを理解し、寄り添う支援が可能となります。
「発達が気になる子の多くは、支援を上手にうけることが出来ていない可能性があります。失敗経験より成功体験を多く積むことで、自己肯定感が育ち、できないことにチャレンジする気持ちが芽生えます。」と子ども目線で支援を考える大切さが伝えられました。
午後の部
保育園・幼稚園等の支援者向けとして、午前の部で学んだ内容をより具体的に保育園等の現場で活用できるように、絵カードを使用した視覚的支援の事例などを題材にしながら、子どもの見方や行動の捉え方、言葉のかけ方など、普段の子どもとの関わりをリフレーミングするワークを5グループに分かれて行いました。
講話では、「私たちは、子どもに対して固まった枠組みで見てしまいがちです。例えば、『多動』を別の枠組みで見てみたならどうでしょう。『多動』の子は、『活発』『エネルギッシュ』と見方を変えることで、支援のバリエーションを広げていくことができます。私たちが“相手を受け入れる心の幅”を広げ、子どもの見方を変えると子どもの味方になれますよ!」と参加した22名に伝えられました。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2016年3月30日
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